たこたこお泊り

ポン子出産に入院した時以外に、ママと離れて眠ったことが無いたこたこが、ついにじぃじ＆ばぁばの家にお泊りする事となった。　嫌がるかと思ったら、本人は甘～いじぃじ＆ばぁばにちやほやされると解っているし、キライな幼稚園にも行かなくて良いので、ママの提案に結構乗り気。　「４歳でお泊りできるなんてすごいね～ってびっくりされるよ！」と得意顔だ。

たこたこお泊り提案の理由は、ポン子の情緒不安定にあった。　２歳を向かえ、日に日に情緒が発達して難しいところを見せるようになったぽん子。　今までは姉の厳しい仕打ちに、抗議して激しく泣きながらも、気持ちを切り替え、あっけらかんとめげずに明るくやって来た。　そんなぽん子を「やっぱり、下の子は強いな～。きっと鍛えられてるから大きくなってから苦労しないよ。　単純な性格でよかった～」と思っていたママ。　どの育児書や先輩ママのアドバイスにもあるように、”上の子の焼きもちは当然。　上の子を中心に可愛がるように・・・”をできるだけ心がけてきた。　１歳過ぎて焼きもちが少し楽になったなぁ～という時期はあったが、今また激しい焼きもち＆赤ちゃん返りのたこたこに、とうとうぽん子は切れた！
手にするものはなんでも取り上げる姉に、ぶるぶる・・・怒りに震えるぽん子。　機嫌が悪いと「見ないで～！来ないで～！話さないで～！」と何かと怒鳴る姉にうんざり・・・。　２ヶ月ほど前から夜中によく「たこたこたんいやぁ～！」とうなされるようになっていたぽん子。　最近はほとんど毎晩３時近くに起きて激しく泣き、怒りをママにぶつける。　参ったママはS.O.S。　ちょっと２人を離してみることにしたのだ。

最初ちょっとママに会いたいと泣いたたこたこだが、じぃじ＆ばぁばの家で、手厚く甘やかされどうやらうまくいっているらしい。　さて、姉がいなくなったぽん子は？　当日は実感沸かずか姉がいないさみしさ(?)からか、別人のように大人しく穏やかなぽん子。　夜も一度もうなされずにぐっすり　

ところが、翌日からはうって変わっていつもの悪さを発揮。　ぽん子の多動障害？とも思われるいたずら行動の激しさは姉から受けるストレス発散のせいと思っていたけど、どうやら”全て”そうではないらしい、すまん、たこたこ。

今夜も姉は帰って来ないことを知り、ママの横で安堵の眠りにつこうとするぽん子が告白。
ぽん子　「ぽん子たんはなんしゃい（何歳）？」
ママ　「２歳よ。」
ぽん子　「ちがうよ！にしゃい（２歳）じゃないよ！　・・・・・。　こうこうしぇい（高校生）だよ」
ママ　「そうなの・・・（たこたこがいつも自分を高校生だって言ってるからなぁ・・・）」
ぽん子　「こうこうしぇいは”抱っこ～”とかしないよ。　”わ～んって泣いたりしないよ”」
ママ　「そうだね。」
ぽん子　「たこたこたん（姉）は泣くよ。　”抱っこ～”ってしゅるよ」
ママ　「そうだね・・・・。」
ぽん子　「ぽん子たんは抱っこ～しないよ（うそつけ）。　たこたこたんを抱っこしゅるだけよ。　えへへへ・・・・、おもしろいでしょぉ～」
ママ　「うん、おもしろいね～。（なんだかお姉さんぶりたいんだね・・・でもウソだって解ってるから恥ずかしいのね～。）」
その後、扉をダンダン蹴って「ポン子たんの勝ち～！　たこたこたんの負け～！　たこたこたんの負け～！　たこたこたんの負け～！（よくたこたこに”ぽん子の負け～！”と言われてるのがくやしかったのね」」と万歳三唱のように唱え、大人しく眠りについたぽん子だった。

やはり生まれてからずっと受けている姉からの意地悪攻撃に、かなり恨みを抱いているらしい・・・・不憫よのぉ～。
”上の子をたっぷり可愛がったら、すごく優しいお姉さんになりましたぁ”という体験談は目にするが、私が徹底しきれなかったせいか、二年を過ぎてもたこたこの焼きもちは解消されない。　まだまだずっと続くと思う（確信する）ママ。　さてさて、４泊５日で迎えに行く予定のお泊り。　その後に改善が見られるかしら・・・

今日は生まれて初めてお姉ちゃん抜きで、パパ＆ママを独占よぉ～！